凱旋のRL
こんばんは、
旅はトラブルも楽しんでこそだと思っているオタクです。
今回は、CUE! Reading Live Vol.9〜Moon〜についての記事を書こうと思いますが、このイベントは元々3週間前に予定されていたものが延期されたものでした。流石に直前だった事により、今回は夜行バスでの移動となったのですが…
夜行バスが発車する駅に向かう為の電車に乗る為、着いた最寄りの駅で改札をくぐって目に飛び込んできたのは「人身事故」「おくれ」の文字でした。
最近のトラブル続きのせいか、ここでアンラッキーのカードを切れたことは寧ろ
と思わなくも無かったのですが、まあとりあえずは落ち着くことです。焦っても何も始まらない。駅員さんにキレてもしょうがない。
次に来る電車は20時30分に目的地着、その5分後にに来る特急は20時21分に着。ということで特急を選んだのですが、こういう場合は「とにかく早い方に乗る」が正解です。特急も時間通りには運行しません。結局目的地に着いたのは20時32分。途中、間に合わないそうなことが予感がして飛行機、乗り換え夜行の値段を調べるとどこも2万弱。出費を控えようと思ったオタクには手痛い誤算です。
バス会社に電話しても、「乗務員とは直接連絡は取れない」とあしらわれ、とりあえずやるだけやってみることに。発車時間を過ぎている事は承知の上、ドアが開いた瞬間猛ダッシュ。エスカレーターを駆け上がり、改札を駆け抜け、階段を駆け降り…れるほどの体力は無く、スタミナ切れの身体でなんとかバスの出発場所が見えると、定刻を過ぎてもまだ発車していないバスを発見。
「〇〇バス、待って〜!」
と情けない声が静かな夜に響く。やっとの思いでバスまで辿り着くと「普通ならアウトですよ。」と事務的な声がしたので、「人身事故!」と出来る限りの大声でキレてしまいました。
名前を言ってバスに乗り込むも、15分ほど止まらない息切れで最前席に着席。本人よりも仕事をしているかもしれないガルビスのタオルで汗を拭く。
ようやく息切れも収まった頃、乗務員さんが「人身事故、〇〇線ですか?」と尋ねられたので「そうです。先ほどは大声を出してしまい、申し訳ございませんでした。」と謝罪して、なんとか面目は保ちました。ちなみに、この乗務員さん、今乗ってる帰りのバスもまたこの方で、先程バスに乗る際名前を告げると、「あれ?昨日も乗られませんでした?」と気さくな挨拶。また福岡までよろしくお願いします。
という訳で大スペクタクルバスジャー未遂をお届けしましたが、いよいよ本編です。
私としては今回のRLが7月の発表以降、1on1お話し会に次いで、2回目のCUE!のイベントでした。
「もし、人生をやり直せるとしても、もう一度CUE!に出会える人生を選ぶ」と心から推しに言い放てるコンテンツで迎えたラスト2戦は、直前の花組RL中止によって、4th前最後のCUE!イベントとなってしまいました。それでも気丈に振る舞う花のオタクや他のオタク達と今日も今日とて開演前の浮ついた時間を過ごしていました。
思えば、彼らと出会ったのは2年前のCUE!1st。同じ志を持ち、色んな感情を抱いて共にCUE!を追っていただけに、イベント被りで4thには来られないとの旨はとても残念でした。
CUE!というコンテンツを追いかけて来て、自分自身が1番変わったと思うのは「感情」を持てたことだと思います。
こうやって、ブログに自分の想いを残そうと思ったのも、CUE!で出会ったオタクがきっかけ。自分にしか見えない自分だけの世界を残せればと思っています。
今回は良席を貰えたので、かなり前の方での観戦。開演時間5分前に着席し、ラスト2戦のゲートが開きました。
朗読パート
今回のタイトルは「eclipse red」。月食「eclipse moon」にちなんでのタイトルだと思われます。赤ずきんの朗読劇をやろうとしている月組の面々。遠見鳴「Red Alert」を思わせる赤ずきん。なんのストーリーか忘れたが「雨」と遠見鳴の過去などが思い起こされます。
今、台本が手元に無いのが残念ですが、「食べる」という言葉が頻出したのは「月食」にかけて丸山利恵が、食われるとの暗喩。そして、雨+悪魔でレイニーデビルですね。
https://dic.pixiv.net/a/レイニーデビル
古くからヨーロッパに伝わる悪魔で、人の悪意や嫉妬などのネガティブな感情を引き出し、その願いを叶える低級悪魔である。家出した子供が雨の日に猿の群れに食い殺されたという伝承を起源に持つ(なお、古くからヨーロッパに住むのは18世紀にジブラルタルに定着したバーバリーマカクだけである)。
その姿は、多くは雨合羽を着た猿で描かれる。
契約として、人の魂と引換に3つの願いを叶える。そして、3つの願いを叶え終えた時、その人間の生命と肉体と乗っ取ってしまう、というものである。
(以上引用)
遠見鳴の出身はフランス。雨合羽(あまがっぱ)は赤ずきん。丸山利恵がエリスに乗っ取られたのは3日。
偶然にしては出来過ぎていますね。
それでも4日目の朝、丸山利恵は帰って来た?本当に?そんな感じで少しゾワっとする内容だったと思います。多分。
ライブパート
立ち並ぶスタンドマイクを見て一瞬で発動。イントロで飛ぼうと思ったら、前のオタクが誰も飛んで無くてジャン禁かと思った。
Moonでも最強の楽曲だと思うので、4thでやりませんか?
2. LUNΛ Labyrinth
2サビの入りが気持ち良過ぎ。
「命燃やしたっていいくらいの値打ちは間違いなくここにあるの」
本当にね。初披露でしたが、この曲を後1回浴びれるかどうか、なのが実に惜しい。
3. Determination-声の架け橋-
2サビで後ろに行った立花が本当に楽しそうな笑みを浮かべていた。この瞬間を楽しんでいるのが伝わって来た。
4. ヒカリニ染マル未来
前2チームのセトリからやるのは分かっていましたが、いざ曲名を聞くとガッツポーズが出ました。
思えば、私が丸山利恵のマネージャーを自称するようになったのはRL vol.1でこの曲のパフォーマンスを見たのがきっかけでした。それを1stぶり、2年ぶりの披露となると、これまでの思い出がフラッシュバックして来ます。
落ちサビでは持ってたサイリウムを全部折りました。光に染まる未来は見せられたのかな。見せられなかったんだろうな。ごめんな。
「飛び立てる時は今」
勇気の翼をいっぱいに広げて、どうだこの強さ。凱旋のRL。やっぱりMoonは最強だ。
終演後には4thライブに向けてCDの発売とキービジュアルが公開されました。
みんな、始まりの衣装を着て、本当にいい笑顔ですね。本当に。遺影にしたいくらいだ。
会場を出ると、さっきまで気丈に振る舞っていた花のオタクがボロ泣きしているのを見つけました。
こうやって演者に、キャラクターに、楽曲に、ユニットとの別れの場を用意してもらえたこと、本当に嬉しく思わなければならないのだろうと強く思いました。
次回は2022年11月19日、CUE!ラストランパシフィコ横浜でお会いしましょう。
お付き合いくださりありがとうございました。