Idiot

ばか、アホ、マヌケ

Endless Blue

 

スタートラインのMVを初めて観た時あの日から、ずっと温めていたタイトルでようやくこの記事が書けます。

 

CUE2nd が終わった日から楽しみにしていた、CUE! 3rd PartyStart a new line」が202251日無事に開催された事が何よりの喜びです。

 

16人と16人が見せてくれた景色は、夢は、未来は、あなたの目にどう映りましたか?

 

自分が観たもの、感じたものがどれだけ作り手の拘りを理解出来ているのか分かりませんが、あの日、あの場所にいた記憶をここに残したいと思います。

 

 

 

 

オープニング

 

開演前、「スタートライン」のアレンジ(ジャズ?)が流れ、いよいよライブが始まる!という高揚感と曲に対する思い入れで若干感極まって開演を迎えました。

 

六石陽菜の呼び掛け、手紙で始まった1st2ndとはうって変わって、遠見鳴から逆順の「おはよう」という声が聞こえてきます。

 

16人目の聴き慣れた声から「おはようございます」が聞こえてCUE 3rd partyが開演しました。

 

 

 

1.空合ぼくらは追った

 

イントロが始まり、ステージが明転。ステージセットの裏で16人が目を覚ましステージ前方へと進んで来ます。

 

寝起きから、段々目覚めてゆく身体の様に段々走り出すイントロにオタクの身体も少しずつ動きが大きくなっていきます。

 

曲自体は昨年11月の風月RLで回収していたのですが、曲を聴き込んでナンバリングライブで浴びるのは格別でした。

 

「簡単に好きなことは変わらない」

 

という歌詞があります。ここで言う「好きなこと」とは彼女たちの「声優としての夢」であると捉えているのですが、ずっと違和感を感じていました。

 

それは、自分が好きなものが直ぐ変わる人間だからです。それまで好きだったコンテンツからCUE1stをきっかけに、CUE!メインのオタクになったわけです。

 

今はCUE!というコンテンツが大好きです。しかし、それと同時にいつまで好きで居られるのだろう、という不安も常に付いて来ます。

 

それでもいつまでも胸張って「好きだ」と言える、そんなコンテンツにしなければと思います。

 

 

2.白い沿線

 

目覚めた彼女達が乗り込むのは通勤、通学の電車。時々降る雨はいつの間にか雪に変わっていました。

 

 

3.私たちはまだその春を知らない

 

「不安だけど、一歩進もう」そんなメッセージを感じた1.2曲目から繋がれると、毎度の事ですが

 

「笑って 笑って」

 

で涙が溢れます。

 

彼女たちの季節が「冬」であることを意識させられますし、P'sLIVEでも使われたことから大事にされてる曲だな、と感じています。

 

季節が移り変わる様に、自分の身体も段々か温まってきます。

 

 

 

MC

 

オーディションに向けて、役を決めたり、オーディション用のテープを録ったり、いつもの風景なのでしょうか。

 

このメンバーは何の関連性なのかなと考えていた時、唐突に出てきた「未来」という言葉。

 

MC途中で残りのメンバーが1人、また1人とステージ上に座っていくという確定演出に頭を抱えます。

 

 

4.ミライキャンバス

 

昨年314日、私たちに向けられた

 

「大丈夫、この絵をそう信じていてね」

 

という歌詞。

 

「絶対、大丈夫だよ」アニメ12話で六石陽菜が、

「大丈夫、心配無いからね」16話で宮路まほろが。

 

自意識過剰なオタクなので、これは自分達へのメッセージなのだと受け取っています。

 

彼女たちが描いた夢はどこへ向かっているのでしょうか。色は違えど、今はアニメという別の形で咲いていますがその先は果たして───。

 

それでもそんな不安を吹き飛ばすかのような16人の笑顔がステージ上に輝いていました。

 

「笑顔が沢山溢れるように」

 

を満面の笑みで歌う緒方佑奈さんが本当に。

 

 

 

5.雫の結晶

 

ライブ直前に放送されたアニメ第16話で流れたこの曲が「ミライキャンバス」の後に流れるだけで反則だろ。

 

2ndでは、上下のあるステージセットを歩き回りながらの歌唱でしたが、今回は前後のあるステージセットを使っての歌唱となりました。

 

ソロパートを歌っている3番手メンバーの横で他のチームメンバーが恐らく他愛もない話をしている、そんな「仲間」を意識させる演出に、

 

「完璧じゃ無くても」

 

に感情を込めて歌う立花日菜さんの表情に、並んで歌う16人全員に姿に自然と涙が流れていました。

 

 

6.マイサスティナー

 

2番手メンバーがセンターに立ち、この曲が来ることを確信。4.5曲目で崩壊した情緒では、

 

「無我夢中でここまで来たわ」

 

には勝てません。サビでは視界の端に映るUOがさらに感情を昂らせてくれました。

 

2番手メンバー、特に稗田寧々さんの歌声にやられて、キモい動きをしていた自信しかありません。

 

 

7.Radio is a Friends

 

感情がジェットコースターです。

 

さっきまで泣いてたはずなのに身体全体を使ってこの曲を滅茶苦茶に楽しみました。現場からは以上です。

 

 

 

MC

 

登場したメンバーにbird1人もいなかったので、そろそろチーム曲かな、と呑気に考えていました。

 

「最高の仲間が居ます!」をトリガーに1人、また1人とステージに登場してくる15

 

 

8.Tomorrow's Diary

 

この曲でも僕らへのメッセージは「ずっと信じていてね」です。

 

 

「何も書けな日もあったね」

とか

「いつ咲くのかな」

 

なんて詞を歌わせるな、涙が止まらんのや。

 

アウトロが「ミライキャンバス」のイントロだったり、色々と共通したメッセージを感じる2曲ですが、曲終わりの振り付けで「ミライキャンバス」は全員がバラバラの方向を見ているのに対し、こちらでは内山さんの指し示した方を全員で見る、という対象的な物になっています。

 

これは、何も見えない暗闇の中で行われた2ndとアニメ化、RLと未来が決まっている3rdとの対比なのでしょうか?

 

9.beautiful tomorrow

 

 tomorrow」で繋いで来ましたね。

 

春組の曲ということもあって、ステージ中央で躍動する緒方佑奈さんに目が行ってしまうのですが、1サビの振り、落ちサビでの表情など滅茶苦茶に感情が乗っているのを感じました。

 

10.最高の魔法

 

季節曲は冬春と続いていたのですが、まさかの逆行。

 

つべこべ言わず、早く最高の「好きだよ」を言わせろ。

 

11.Forever Friends

 

「早くね??」思わず心の声が漏れます。

 

大体のライブでトリに歌われていた楽曲がここで使われたということは、何かが終わったというサインだと受け取りました。

 

突き上げたペンラを握りしめ、空を指す。

 

昼の部では1番で左隣のフォロワー、2番で真後ろのフォロワーと「Forever  Friends」になれました。

 

夜は全体を見る余裕があったのですが、やっぱり両端で山口さん、佐藤さんが客席とハイタッチしてるのええねん。

 

MC

 

ステージ上にはリーダーズ4人の姿。

 

悪魔エリスではなく、寝ぼけた丸山利恵が質問に答える。こうやってチームメンバー以外にも素を出せるほど時間が進んでいるのだな、と感じます。

 

「うまく眠れなくて鳴の部屋でゲームしてたの、そしたら凛音が来て、凛音が聡里を呼んで

 

ってそれ、1stMCで言ってたのと同じじゃん……

 

とはっきりとした声が漏れてしまいました。進んでいく時間の中でも変わらないものもある。

 

4人が掃けた後には映像が流れます。「Forever  Friends」のMVから始まり、過去のMVが色褪せて流れます。

 

時間は流れ、今日のライブのリハーサルをやっているメンバーが映ると、映像に色が付きました。

 

Colorful」が来るだろうなと思ったのですが、聞こえたのはドラムのスティック音。

 

 

12.スタートライン

 

ステージ上には今回のキービジュアルに使われているカラフルな衣装を纏った16人。

 

初めてワンコーラス試聴したとき、P'sで初めて浴びた時ボロボロに泣いてしまい、「この曲には絶対勝てない」と思っていたのですが、昼の部では新衣装を身に纏った推しを見て、思考レベルが小学生になった事で初勝利を収めました。

 

尚、若干耐性が付いた夜は無事にボロ負けした模様。

 

「それでも花が咲いたのは君がいたから」

 

花組が手を前に出す振り付け、

 

 

「届かないものだからって思ってた」

 

で隣の村上さん、佐藤さんに背中を押される宮原さんの振り付けがグッと来ます。

 

 

「今は届かない場所でも 君のその声で進めばいい」

 

目の前に居るはずの16人が急に遠い存在に感じてしまいます。

 

いつかこの曲を笑って、笑顔で浴びれる日が来れば。

 

早く、君の声が聴こえる、そんな日が来れば。

 

 

13.our song

 

11月には横浜で全力叫びたいですね。

 

今回も彼女たちの笑顔が全部上書きしてくれました。

 

14.Colorful

 

待ちに待ったイントロが流れ、身体は反ったまま停止します。

 

「あの日の温度」も1年が過ぎて段々と薄れつつあります。それでもステージには16色の虹が架かっていました。

 

15.カレイドスコープ

 

「スゥーーーーッ」っとオタクが息を引きとります。

 

以前にブログに書いたのですが、昨年、CUE2nd10日後、ライブに参加した地元のオタクたちと下灘駅へと聖地巡礼へ行きました。

 

 

 

あの日、帰りの船で4人で見上げた星を思わせる様なモニターの映像に感極まっていました。

 

何よりもColorful/カレイドスコープだけsingleカップリングを正規の順番で繋いだ事、それだけでもクリティカルヒットでした。

 

そして、この曲だけはどうしても鶴野有紗さんを見てしまいます。土屋さんとイチャついたり、時折胸に手を当て感情を込める仕草に、1stで泣いてたいた姿を思い出してしまいます。

 

「吸い込まれそうになっても─────」

 

そんな彼女が堂々とソロを歌い上げた後、知らない声が聞こえ始めました。

 

ColorfulMVで黒板に書いていた台詞だと気付た時には、右手に持っていたペンライトを通路に投げ捨て頭を抱え、左から聞こえて来た泣きじゃくる声に何故か感極まって「頑張れ」の意味を込めて背中をぶっ叩くなど大暴れしてしまいました。

 

何という物を見せてくれるのでしょうか

 

www.youtube.com

(参考動画)

 

間奏に台詞を入れていいのはMAD動画とお遊び音源だけだって習ってないのか?

 

No.1声優!」と最後に鷹取の台詞が紡がれた後に続く

 

will forever

 

がノータイムで鳥肌が立ちました。

 

誰がミスっても失敗する緊張感の中、紡がれた言葉は2度と味わえないで感動だったと思います。

 

 

16.はじまりの鐘が鳴り響く空

 

アニメのエンディングですね。

 

ラスサビで噴出した青と水色の紙吹雪は、光を遮る雲をかき分けた「青空」そのものだった。

 

始まりの鐘を、いや、ゴングを鳴らせ。

 

 

曲が終わり、未だ紙吹雪が舞うステージから16人が掃けていく。

 

1stでも2ndでも無かったアンコール。

 

 

 

2年半の時を経てついに実現しました。

 

 

17.CUTE♡CUTE♡CUTE

 

再登場する16人。この曲をこれまでで1番かわいい衣装でやられてニヤケが止まりません。

 

昼は通路席だったのですが、目の前に立つ推しが可愛すぎて、その場駆け足しながら悶えておりました。

 

間奏でFF開花後のポーズするのは懐かしさが込み上げてきます。

 

 

曲が終わると場内から割れんばかりの大拍手。特に夜の部、「止まらない拍手が大きさを増す」というのは人生2度目の経験でした。

 

という訳で内山さんからの挨拶

 

「今日は全て16人全員曲を披露させていただきました。」

 

との一言。もちろんチーム曲をやって欲しかったという意見も分かりますが、ここまで17曲を聞いての満足感はそれを凌駕していましたし、自分は最初から最後まで全員で、全力でパフォーマンスする8人組の声優ユニットのファンでもあるので、不満はありません。

 

そして、「チーム曲を使わなかった意味を考えろ」と言われている様な、そんな気さえしました。ここまで考えさせられるライブも久しぶりですね。

 

夜の部では4thライブの開催も決定。モニターにデカデカと書かれていたタイトルに気付かないくらいには舞い上がっていました。何よりもfinalではなく、4thだったことに胸を撫で下ろしました。

 

 

18.さよならレディーメイド

 

2ndでは1曲目、アニメ12話のエンディングでも使われた特別な楽曲です。

 

「迷うことはない ここから始めるの」

 

これから始まる各チームのリーディングライブ、そして4thへ向けた決意、覚悟として受け取りました。

 

 

未来の話

 

ライブの感想は以上となりますが、少しだけ後書きです。

 

自分が4thのタイトルが「Forever  Friends」だと知ったのは(現地に居たにも関わらず)打ち上げの席でした。

 

お気楽能天気野郎と言われればそれまでですが、自分はこのタイトルに全く悲観してはいません。

 

アプリの復活についてですが、そもそも開発期間は約2年だと思っていましたし、アニメの第2クール放送中のこの時期に発表するのも変なタイミングだと思います。なので気長に待ちましょう。

 

最後に鶴野有紗大先生が昨年430日に投稿したブログを引用して終わりたいと思います。

 

 

 

どんな良い作品だって、盛り上がってないと終わるのです。

 

そして盛り上げてくれるのはもちろん運営さんと呼ばれる方々のお仕事ですが

 

盛り上がってくれよ!と運営さんが見ているのは私たちなのです。

 

ならば、私たちもそれ以上の盛り上がりを伝えるのが推し事なのです。

 

といってもまぁ、その推し方というのは人それぞれです。

 

無理して推す必要は一切ないのです。

 

無理して推すのは、義務になっちゃうので……

 

あくまでオタクって趣味であり糧だと私は思うので(人生そのものでもあるが)、自分が一番気持ちよく楽しめる具合を探るのが良いオタク生活への道なのかなと思うのだよ。

 

 

(以上引用)

 

自分が悲観的になっていないのは「CUE!がこんなところで終わる様なコンテンツではない」と信じているからです。

 

だからこそ、「CUE!のライブ良かったみたいだけど、オタクみんな絶望してて草ww

 

などとは言われたくないのです。

 

 

もしかしたら本当に終わってしまうかもしれません。

 

ただ!それでも!オタクなら込めた感情全て1119日にぶつけよう。

 

「終わりなんてないこの青い空」の先に何が待ってるか確かめに行こう。