Idiot

ばか、アホ、マヌケ

アオハルが始まって6ヶ月

こんばんは、推しと同じタイトルでブログを書いてしまうイタいオタクです。

 

今日で宮園ゆうかさんを推すと決めた日?推し始めた日?言い回しが難しいのですが、明確なその日である『tipToe. 3rd ONEMANMy Long Prologue」』から6ヶ月が経ちました。(オタクってそういうの好きだよね)

 

先日の『藍田あらん生誕イベント「homeroom32」』は彼女と初めて会ったO-Crestでのライブだったので、その辺りの事を考えていたのですが、約1年ぶりに披露された「Merry Merry Night!!!!!!」の『思い返せば「はじめまして」から〜』の詞にやられてしまい、あの頃の事を思い出す運びとなりました。

 

 

 

 

私が彼女を知ったのは昨年5月末頃、翌月のDIALOGUE+タイバンに出演するtipToe.の楽曲を予習しておこうと観たtipToe.2期新体制お披露目ライブの動画でした。

 

 

その動画を見て惹かれたのは彼女の歌でもダンスでもビジュアルでもなく、ステージに登場した際の"お辞儀"でした。真っ直ぐで綺麗で意志の込められた一礼に感じるものがありました。

 

後々にこの日に至るまでの彼女の背景を知り、この事を直接聞いてみたのですが彼女は特に何を考えてやった訳では無いと言っていました。でもね、ステージの上で「無意識に感情をパフォーマンスに出力出来る」って凄い才能だと思うんですよ。

 

 

そんな感じで迎えた昨年6月のタイバンだったのですが、その日は精神に異常を来たしており、全く集中してライブを観られませんでした。辛うじて「群青と流星」の歌い出しが良かったな程度の感想です。

 

そこからは知り合いが次々にtipToe.の現場に行って「良かった」という話は聞くものの遠征民だったこともあり、tipToe.とは関わりのないオタク生活を送っていました。

 

転機が訪れたのは昨年の1230日、CUE!DIALOGUE+のヲタクが福岡のレンタルスタジオに集まり各々が作ってきたmixを流して遊ぶアニクラもどきが開催されました。そこで、とあるオタクが流した「ホワイトピース」の繋ぎが気持ち良過ぎてこの曲にハマってしまいます。

 

https://note.com/barbaloi/n/nc9f4b921d68e

 

このオタクと出会ったのは昨年の8月。もう少し出会うのが遅ければ当然この会も無かった訳なので、人生ってよく出来ているなと感心します。

 

年が明け、更に生活は目まぐるしく変わっていく。2月には父親と殴り合いの大喧嘩をし、売り言葉に買い言葉で家を出る事になり3月末からは念願の関東民生活がスタート。

 

そこから1ヶ月、新しい仕事にも慣れ始めた頃、「今度429日にtipToe.の無銭ライブあるから来ない?」との誘いが。そもそもその日はその後に予定が入ってたのであまり乗り気ではなかった。(そもそもあまりイベ回しが好きではない。自分が1日のうちに楽しめるキャパがそんなに大きくないので、一つ一つのイベントを大事にしたいし、100%楽しみたい。という考え)

 

「まあ、無銭だし当日面倒になれば干せば良いか〜」くらいの軽い気持ちでチケットを確保。予習がてらに見た公式の「さくら草の咲く頃に」のMVがとても良かったので、この曲とホワイトピースは浴びておきたいなくらいの軽い軽い気持ち。(この2曲どちらも歌い出しと落ちサビが彼女だなんて、勿論当時は知らない)

 

当日は好きなラーメン屋が限定メニューを出していたこともあり、tipToe.の持ち時間10分前の会場着。いつも行くようなアリーナやZeppに比べれば狭い箱、他のグループのステージを観ながら「こんなもんか」と思いつつ、やって来たtipToe.の持ち時間、約1年前とは全く違うレベルのパフォーマンスに吹き飛ばされる。その中でもパステルレッドの背が高い子に目を奪われた。tipToe.ならやっぱり彼女だなと思い会場を後に。誘ってくれた友人にも行くか行かないか明言してなかった事もあり、誰にも見つからずに会場を出ようと思ったのですが、1人だけ知り合いに見つかってしまい少し気恥ずかしい感じが。

 

とはいえこれで一気に好きになった訳でもなく、翌週は大阪に行くオタクをなんの躊躇いもなく送り出せるくらいでしたが、ここで再度「来週のライブ、チケット余ってるから来ない?」とお誘いが来てしまう。

 

正直この日も全く乗り気では無かった。支払い期限1時間前まで行くかどうか悩んでたのですが、「良かったら今の彼女たちを観てあげてほしい」と言われてしまう。私はこの手の情に訴えられる誘いに弱いのだ。

 

迎えた513日はタイトル未定さんとの対バンイベント。雨の降る中、この後何度も訪れる事になる渋谷O-Crestに初登頂。この日はしっかり会場時間に現地着。目の前に立ってた知り合いが「何で居んの?」みたいな顔をしていた。横に立ってた、また別の知り合いには「アイドルさんのライブってチェキ撮らなあかんのかな、ライブだけで良いんだけど」みたいな話をしていたのを覚えている。

 

2回目のライブということもあり、知ってる曲も増え、1度目よりも楽しんでいたし、推しのパートで前方を譲り合っているのを後方から観ているのがとても微笑ましくて楽しかった。そんな彼らを見ながら、自分も彼女のソロパートで少しずつ腕を振るようになっていたのを察したのか、「さくら草の咲く頃に」の歌い出しで前に立ってたオタクが振り返って「(前に)行け」のジェスチャー。促されるままに前方へ。ようやく観ていただけからライブに参加できた様に感じられた。最初の一歩、押してくれてありがとう。

 

良いライブだったと思いながら、一旦ライブ会場を後に。本当はこの日オタクとキャッチボールをする予定があったのですが、前述の通りこの日は雨、電話をするも「今日は中止でww」との答え。予定がなくなってしまったので暇を潰すために再び場内へ。そこには見慣れぬ列が形成されており、オタクが持ってる名刺サイズの券を見て「それがチェキ券ですか?」と尋ねると、「推しを見つけてきてください」と何故かチェキ券を譲られてしまう。

 

「これがドルオタの洗礼か〜」と思いながらも、迷いなく彼女の列の最後尾へ。

 

 

右も左も分からぬ人生初の特典会。1ショット、2ショットそんな物も分からない。促されるままスタッフさんにチェキ券を渡す。滅茶苦茶にテンパってしまい、隣で彼女がしていた北海道ポーズが理解出来ず、気功砲のポーズを取ってしまう。

 

向き合って立ってみると、ステージではあんなに大きく視えるのに、自分と同じくらいの身長で、思ってたより小さい。顔が小さい、目が大きい、まつ毛パチパチ、指が綺麗、腕が長い、ビニールシート越しとはいえ滅茶苦茶顔が近い、ってかめちゃかわいい、クールっぽいイメージだったけどガンガン話してくる

 

という具合に気押されていたら、シートからかなり離れて立ってたらしく、その様子を見たオタクにバカにされ「マルセイユ距離」というワードが一瞬だけ流行ったりもした。

 

この日のライブを受けて、月に1.2回はtipToe.のライブに行っても良いかなという程度にはモチベが出来た。

 

タイミングよく月末には3rdワンマンライブが予定されており、とりあえずそこに行ければ良いかな。ワンマンライブではfc限定でガラポンやるらしい、とりあえず入っとくか〜。

 

そんな感じで少しずつテンポ良く沼へ進んで行くのですが、ずっと引っかかっていたのは、「あの子は多分(残りの活動期間が)もう1年も無いよ」という言葉。

 

そもそも現時点で推しが居ない訳では無い。関東に越して来たとはいえ、もう1人推せるほどの金銭的な余裕もない。時々観に行ければ良いやのスタンスは変わらないと思っていた。

 

そんな事を考えていた521日、福島に行ったオタク達とtipToe.のライブ写真がTLに流れて来る。それを見て「何で俺はここに居ないんだろう」と思ったのはリバティアイランドがオークスを圧勝した東京競馬場にてただ1人だったと思う。

 

https://x.com/yuka_tiptoe/status/1660233546316013569?s=46

 

 

二枚目の画像が可愛すぎて、初めて彼女をスマホの待ち受けにした。

 

折角ワンマンに行くならしっかり向き合ってから行きたかった。

 

調べてみれば平日だが、仕事終わりに行けそうなライブがある。これは行くしかないな。そんな感じでチケットを取った。自発的にtipToe.のライブに行こうと思ったのはこれが初めてだった。持っていたペンライトは赤色がなかったので仕事終わりに東京駅から秋葉原のでらなんなんまで歩いてキンブレを買いに行ったのも懐かしい。

 

迎えた524日渋谷duo、結局仕事は仮病で干して頭から居た。現場で会った知り合いが全員「何で居るの?」と聞いてくるのが痛快だった。この日は先日のタイバンで刺さった「シャッターチャンス」の振りコピ動画を何度を観て来たので、一緒に踊れたのがうれしかった。

そして、この日1番刺さったのが「夢日和」この日も前方のオタクが立ち変わって動いているのを後ろから眺めて笑っていたし、「物語はまだ序盤だから本気になれば切り開ける」という歌詞が中途半端な自分の心に響いた。

 

2回目の特典会は名前こそ覚えられてなかったものの、「赤色のペンライト振ってくれてたよね?ありがとう」との一言。買いに行った甲斐があったし、ライブ中に良く客席を見てるなぁと驚いた。この日のライブも本当に楽しかった。本当の楽しさは自発、能動的な行動からしか生まれない。

 

それでも彼女を"推し"と呼ぶには2年前のとある経験からまだ抵抗があったのだが、最後はオタクにスマホの待ち受けを見られ「素直になれよ笑」との一押しで押し込まれ、東洋水産のスローガンをパクった「smile for my fave」に「s」が付き「smile for my faves」とbioを変更してめでたく?推し増しとなりました。

 

迎えた529日『tipToe. 3rd ONEMANMy Long Prologue」』では、初めて推しとして観た彼女のパフォーマンスに終始釘付けでした。「凄いものを観た」とあう気持ちもありながら、彼女たちが伝えたかったことを、果たして今の自分がどれだけ受け取れたのだろうかと考えさせられるステージだった。まだまだ知らない世界、これを今から知っていけるのが楽しみでしょうがない。そんなステージだったと記憶している。

 

終演後の特典会

ゆ「覚えたよ!マルセイユ!」

◯「宮園ゆうかさんが推しになりました。これからよろしくお願いします」

ゆ「やったぁ!」

 

そう言って、飛び上がって喜んでくれた彼女の姿を見て涙が出るそうになるほど嬉しかったし、「この子で良かった」と思ったあの日から気付けば半年。あっという間というには多過ぎる思い出も時間もたくさんもらっています。本当にありがとう。

 

 

宮園ゆうかさんが私の推しです。これからもよろしくね