また、つまらぬ物を作ってしまった。
(サムネ調整用)
こんばんは、先日愛知県某所との絆レベルが20を超えたオタクです。
(画像はイメージ)
自分用のユニが4着目になったこともあり、以前からやりたかった「痛ユニについて語る記事」を書いていきます。
もしかしたら、色々な現場で痛ユニを見かけて、興味を持った!作ってみたい!という方がいるかもしれません。
そんな方の参考になれば幸いです。よろしくお願いします。
きっかけ
そもそも、なぜ私が痛ユニを作ろうと思ったのか、1着目の作成秘話とともに、お送りいたします。
2018年頃、某野球ゲームでやっていた自分はある人(以降N氏)と出会います。
そこで、同じ球会(ギルドみたいなもの)であったN氏と知り合い、お互いにP(アイマスオタクの愛称)であることが発覚します。そこから、ゲーム以外でも交流が始まり、2020年2月のアイドルマスターシンデレラガールズ7th大阪公演で初めてN氏、その他友人の痛ユニと出会いました。
元々、私は野球好きという事もあったのですが、思い思いに愛情表現をするオタクの心意気や想いを具現した「この世に一着だけの布」に感銘を受けました。
昭和気質な親に育てられ、「背中で愛を語る」ということに美学を感じていた私は、すぐに作成することを決意します。
day2公演が終わってすぐ、直近に迫っていた4月のCUE!1st partyに推しキャラ「丸山利恵」のユニフォームを着ていこうと考え、早速、痛ユニ作成に取り掛かりました。
いつもお世話になっている真野刺繍さん(以降愛知県某所)本当にありがとうございます!
↓↓
1着目
丸山利恵ユニ
製作費(ユニフォーム代+刺繍代)約6.5万円
作成日(手元に届いた日)2020年4月4日
着用イベント
2020年11月CUE!1st
2021年8月CUE!2nd
2021年11月CUE!Reading LIVE vol.5
とにかくキャラクターのイメージ通り「カッコいい」を追求しました。紺色地にキャラクターカラーの赤でセリフとシルエットを入れ、背ネームは始まったばかりのコンテンツということもあり、1人でも多くの人に名前を知ってもらいたいという想いで漢字フルネーム。
歌詞というかセリフなのですがこちらはCUE!公式のキャラクターPVのセリフをそのまま使用。
彼女が演じる「悪魔エリス」のキャラクター像が1発で分かると思います。
背番号「18」には18才、18日生まれ、そしてAiRBLUEのエースになれるようにとの期待を込めて、野球のエースナンバーでもある、18番に決めました。
背番号の筆記体被せ字は「Moon's Leader」CUE!のチームエピソードの話にはなりますが、この丸山利恵は宇津木聡里、明神凛音、遠見鳴からなるAiRBLUE Moonのリーダーという位置付けのキャラクターです。しかし、彼女は意外にも1番の常識人(厨二病キャラが1番の常識人になるチームとは)であり、癖の強いメンバーをまとめられない無力感から、「自分にはリーダーは向いていないんじゃないか」という発言をしてしまいます。だからこそ堂々と、誇りを持ってリーダーであることを示すために、この言葉を一緒に背負いたいと思いました。
作成した4着のうち、1番カッコいいユニフォームだと自画自賛したいと思います。コイツに袖を通す時が1番ドヤっています。最強で最高の相棒です。
デレ7th大阪が終わった晩に無料見積もりを送り、翌日、京都の大好きなラーメン屋へ向かう途中、鴨川沿いを歩いていたオタクに見積もりメールが帰ってきます。
メール返信の早さは担当者によって変わるのですが、真野刺繍のhmjmさんは爆速のメール返信をしてくれます。
とりあえず、刺繍案見積もりのメールを見て・・・
金額凄くてたまげました。
想像の2倍くらいの金額で一瞬躊躇いそうになりましたが、「思い通りの物が出来る」ということにそんな小さな事は言ってられんと思い、言われるがままにデザイン確定。入金となりました。
ユニフォームはヤクルトスワローズのオフィシャルショップで2020年ビジターユニフォームを購入。
それからはユニフォームが届く日を待ちに待ちながらも、流行り始めた某ウイルスの所為でライブが延期なるなど、複雑な面持ちで到着日を迎えました。
届いたユニフォームを見て、先ずはそのクオリティの高さに感動。思っていたより何倍もいい物が出来ていました。
4月に完成してはいたものの、CUE 1stだけは1人だけの痛ユニ勢で居たいと思い、存在をひた隠しにしていました。
ライブ1ヶ月前の10月、吾輩→我輩の誤字に気付いた(上記画像参照)際は、半端な物を着ていけないと思い、直ぐ様愛知県某所に連絡しことなきを得ました。
そんなこんなで迎えた「CUE 1st」ではこのユニフォームを着ていた事で生まれた、オタクとの繋がりがありました。そのオタク達とCUE2ndで共に変な写真を撮れた事、それだけでも作って良かったなと思っています。
その後、2021年に入って最後の改良を行い、今現在最高額のユニフォームとなりました。胸字に∧Oを入れてヤクロトにしたのもこの時。
何はともあれ、このクオリティならいくら出しても良いと思い、すぐさま本命だった2着目の作成に取り掛かります。
2着目
miroirユニ
製作費 約5万
作成日 2020年5月19日
着用イベント
2021年10月 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! MerryMaerchen Land day1
とにかく見た人に「楽しい」と思ってもらえるようなユニフォームを目指しました。僕と「久川凪」「久川颯」そして「miroir」の2人と出会った2019年4月2日その日にからある物だけで、その日の衝撃を形にしました。
ユニフォームは「ミネソタツインズ」のオーセンティックユニフォームをメルカリで購入。また背番号「25」が
twins=双子=25(ふた-ご)
と繋がっています。我ながらいいセンスしてますね〜。(ニチャア)
とりあえず金額に糸目は付けず、やりたい放題やりました。
ピンク、水色、黄色とO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!のジャケットをイメージしたカラーでまとめています。
後はなんと言っても手を繋いでいるところ。
こう縫ってもらえるとは思ってませんでした。職人の技に脱帽です。
作成した日から約1年半もの間、着用出来るイベントを心待ちにしていました。
やっと着れた福岡公演では、自分が痛ユニを作るきっかけとなったN氏と連番。忘れられない思い出になりました。
また、現地でまさかの凪ユニ、颯ユニとの3連番。またいつか現地でお会いできるのを楽しみにしています。
今回はday1のみの参加に留まったので、いつの日か「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」を生で浴びせてやりたいなと思っています。
3着目は自分用では無いため、割愛
4着目
やかん(鷹村彩花さん)ユニ
製作費 3万弱
作成日 2021年3月9日
着用イベント
2021年4月ぼくたちのかくめい![再]昼、夜
2021年6月フラフラロクニーゴ本番公演
2021年9月DIALOGUE+京まふスペシャルステージ
2021年10月DIALOGUE+1ツアー神奈川公演
2021年11月DIALOGUE+1ツアー大阪公演
今のところ最多着用となっています。
2021年1月のDIALOGUE+「ぼくたちの現在地」公演の配信を観て、遂にDIALOGUE+のライブに現地参戦しよう。と思って作りました。
背ネーム「やかん」のフォントはダイアローグ+インビテーションのMVで使われている物を使用、背番号6を使って自己紹介である「ピーピーいうよ!6さいじ!」を表現。
歌詞は鷹村彩花さんのセンターボーカル曲である「走れ」の一節を入れています。
この歌詞は「ぼくたちの現在地」公演で私が鷹村さんの歌唱にブチ抜かれたところで、こぶしを利かせた「何」のとこだけ赤色にして、フォントを大きくして、あの日のインパクトを形にしています。
DIALOGUE+の推しを決める際、鷹村彩花さんか緒方佑奈さんかで迷っていたのですが、このユニフォーム案がぱっと浮かんでしまったこともあり、鷹村彩花さんのオタクとして、私のログっ子生活がスタートしました。
実際、6月のフラフラでコイツに生バンドの「走れ」を浴びせられたのは感慨深いものがありました。
素体はメルカリで1,500円もしなかった球団創設80年ユニフォームを使用しています。前記の2着とは違い、かなりショボい素材で出来ているため、丸めて持ち運びが楽なのが良い点です。
また、オレンジとは言ってもかなり明るめで、メンバーTシャツよりも目立つ色になっています。神奈川公演では、3階席のオタクからでさえ「視界の端に入って気が散った」と言われたので、良い色をチョイスしたなと思っています。
お話会では直接本人にもお見せするという奇行を行い「すごーい!作ったの!?」と言ってもらいました。
5着目の影響で着る機会が減ってしまうかもしれないのですが「走れ」をやりそうな公演の際にはまた着て行きたいなと思います。
5着目
緒方佑奈さんユニ
製作費約3.5万
作成日2021年11月16日
着用イベント
DIALOGUE+1ツアー東京公演
どうして身体はひとつしか無いのに、DIALOGUE+で2着目のユニフォームを作ってしまったのでしょうか。
このユニフォームが他と1番違う点は素体との思い出です。こちらは「2016年鷹の祭典チャンピオンブルーユニフォーム」を使用しています。ようやく私の贔屓チームである福岡ソフトバンクホークスのユニフォームでの痛ユニ作成です。
5年前は大学生だったのですが、2016年は過去1番野球観戦に行った年でした。いつもは無料配布のユニフォームを着て観戦に行っていたのですが、何を思ったのか、単純に色が好きで10,000円出して公式ショップで購入しました。
観戦しているところをカメラに抜かれたり、
草野球で着たりもした思い出のユニフォームです。
もう、球場にも草野球にも着ていけないけどね。
まだ、痛ユニなんて作ろうなんて考えても無いし、緒方佑奈さんの存在なんて知らなかった時に偶然買ったユニフォームが5年後に生まれ変わりました。人生って何が繋がっているか分かりませんよ。
奇しくも前述のやかんユニに「走れ」を浴びせられた日、緒方佑奈さんのユニを作ろうと決意しました。なかなかデザイン案が全く降って来ず、ずっと考えていましたが、その日は突然訪れます。
10月の神奈川公演の翌日、何気なくツアーのセトリを聴いていると「I my me mind」の「待ち遠しいんだもん」という詞が頭から離れたくなりました。
自分が伝えたい言葉はこれだ!という天啓、「何が待ち遠しいの?」との自問にDIALOGUE+のライブに行って、緒方佑奈さんに会うこと、という自答で心が決まりました。
シルエット、サイン、背番号そんな物は要らない。ど真ん中全力ストレート勝負です。
愛知県某所の最高の技術をお借りして、過去一キッッッッッッツイ公開告白の背中が完成しました。
「会」じゃなくて「逢」なんですよ。ライブって逢瀬みたいなもんだなって。はい、気持ち悪いですね。
ど真ん中に2行持ってきた理由は「待ち遠しいんだもん」という詞を歌う時、緒方さんと飯塚さんが背中合わせに立っているのをイメージしています。だから左側がピンク地なんですよ。
恐らく来年、1番着ることになる、このユニフォームを着てライブでは会場の誰よりも感情を爆発させ、楽しんでいたいと思います。
おわりに
長々と痛ユニについて語らせていただきましたが、やっぱり不適切な行為だなということは常々思っています。こんなユニ作るより、グッズを買って公式にお金を落とすオタクの方が何倍も偉いです。
それでも、それでも、この間違った愛情表現が私は大好きです。
全員が同じ事をしても面白くないし、道はいくつでもあって良いでしょう。
「認知が欲しい」←正直これも違います。「どこの誰かだか分からないけど、こんなに熱量持って応援してくれてるんだ!」ってくらいに思ってもらえるだけで十分。まあ、見てもらいたいからお話し会で映しますけどね。
どこまで行っても自己満足、それを忘れずに界隈の隅っこでこっそりと生きて行ければそれで満足です。
いつの日かAiRBLUE16人、DIALOGUE+8人の痛ユニが並ぶ日が来れば良いな、それが今の私の夢です。