Idiot

ばか、アホ、マヌケ

1年後のオタクはあの日何をしてたの?

 

 

 

僕らが見た未来 語り合った夢は

今も覚えているよ あの日の温度で

 

 

 

 

 

 

こんばんは、この歌詞を冒頭に持って来たくて、こんな年の瀬までこの記事を寝かせていたオタクです。(完全な後付け設定)

 

 

激動の2021年も残りわずかとなってしまいましたが、今年1番楽しかったオタク旅行を綴って「年越しの思い出」は持たないよう、新年を迎えたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

 

 

 

2021年最大のイベントがあった815日から10日後の825日。共に立川へ行ったオタク達と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ここ(画像参照)へ行くために小倉港へ来ていました。

 

福岡から愛媛に行く移動手段としては、

 

車 片道高速代15000円+5時間

飛行機 1日に3便、片道16000

 

と近いようで遠い上に、東京大阪より嵩む交通費に頭を悩ませていた所に、突然差し込んだ一筋の光が

 

"夜行フェリー片道8000"という移動手段。安さにつられて買ってみたものの、乗ってみればあら不思議

 

 

乗船客数が少なく、9人部屋を4人で使わせてもらえるという快適さ、船というなかなか乗らない物に乗るワクワク感で、仕事終わりにそのまま飛んできた疲れは吹き飛び、テンションブチ上がりました。

 

船内は浴室もあり、234番を回避できたのも本当に良かった

 

そんなこんなで

 

 

 











関門大橋を通過して



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https://twitter.com/marseille14m2/status/1430525848889696256?s=21

 

 

またくだらないハッシュタグを増やしたりして寝ていたところ

 

5時、爆音の船内アナウンスで叩き起こされました。











 

船の甲板から外を見ると、コンビニ一つ無い港町に着弾。気持ちの良い朝焼けでした。

 

松山観光港がどれだけ田舎なのかを示す画像がこちら

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最寄り()のレンタカーまで電車で30分は草。

 

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しかし、その道中第1俳句ポストを発見したり、歴史のありそうな駅舎、車窓からの絶景に心を躍らせるなど楽しめるスポットがあり、とても有意義な時間となりました。初めて見る街ってワクワクするよね。








 

さらに、レンタカー屋に到着し車に乗り込んでみると、まさかのBluetooth非対応車。

写真を撮る為に持って来た「colorful/カレイドスコープ」のCDを延々とリピートするハメになります。(これが後々ボディーブローのように情緒に蓄積ダメージを与えていくことになるとは)

 

松山市内を走り、最初はとある景勝地へ。

木曜日だったこともあったのですが、やたらに自転車の数が多い通勤のサラリーマン、通学の中学生高校生がわんさか居て、ベトナムを思い出しました。

 

(この画像を100倍薄めたくらい)

 

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そして全員が

 

 

 

 

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このヘルメットをしていました。我が県の中学生は工事現場のオッサンみたいなヘルメットで通学しているので、軽いカルチャーショックでした。







 

そんなこんなで松山市街を抜け、最初の目的地の駐車場に到着。山道を登っていきます。

 

8月の真夏真っ只中。一瞬で服はバケツを被ったかのようになり、体臭を察知したユスリカ(ハエとか蚊の仲間)が何匹も纏わりついて来る中、運動不足で寝不足のおっさんは1人かなり遅れて後ろを着いていきます。

今回は珍しく同行者に予定を建てて貰ったのですが、彼に軽い殺意が湧いたことは覚えています。

そんなおっさんを待っていたのは—————

 

 

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注意書きに(半ギレ)って書いてありそうな名前の滝でした。

さっきまでの暑さが嘘のように消え、マイナスイオン大自然を満喫しました。

 

冬になると滝が凍って、それは素晴らしい景色になるようです。




 

チョロいオタクなので、一気に気持ち良くなってしまい、ルンルン気分で次の目的地へ。

 

 

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道中で某部で見たポテチを発見。ゲップが完全に「葱」になってしまったことが思い出の2割くらいを占めています。







 

そういえば、とあるオタク達のせいで酒造に行くことが旅行では欠かせなくなってしまいました。

 

 

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今回はドライバーだったので、同行者に試飲をさせ、1番美味いと言われた梅酒を購入。帰宅して飲んだのですが、今まで飲んだ梅酒の中で1番でした。通販もやってるみたいなので、気になる方いかがでしょうか?

 

 

https://eiko.shop-pro.jp/?pid=142105938












 昼食は名物の三津浜焼きを食べに行きました。

 

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鯛めし等他の候補もあったのですが、楽しくワイワイしたかったので、このチョイスには花マルあげたいっ!

三津浜焼きを解説すると、うどんも選べる広島焼といったとこでしょうか。自分が頼んだチーズ玉は

 

 

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目の前で店員さんがバーナーで炙ってくれるという、見た目でも楽しめました。でもうどんよりそばの方が好きですかね〜。








 

 

 

 

昼食を終え、小休止。日本最古の温泉「道後温泉」へ向かいます。新型コロナの影響で本館は休業中、「椿の湯」に入湯しました。

 

 

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道中で流した汗をしっかり洗い流して気持ちよくリフレッシュ。残念ながら自分は風呂に長く浸からないタイプなのですが、風呂好きのオタクは「ずっと入ってたい」と言っていたので良いお湯なのでしょう。











 

心機一転、ここから最終目的地へ向かっていきます。


1時間ほど走れば海沿いに抜け、ふと目に入って来た大海原は目も眩むほど輝いて、真夏の太陽が僕らを呼んでいました。

 

 

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1駅前の展望台で絶景を満喫。

幾つになっても思考が若いので?近くの公園にあった遊具ではしゃいでいるとまた喉が渇いて来ました()

 

車へ戻る途中、趣のあるログハウスの前を通ると「梅ジュース100円」の文字。ご馳走になりました。

通常時は旅館として運営しているとの事ですが、新型コロナの影響で現在は予約は全てキャンセルということで観光業界の厳しさを改めて知りました。なんて書いている12月現在では「コロナの影響」なんて言葉もどこか懐かしく感じてしまいます。

入り口近くのソファーに通してもらい、梅ジュースを飲んでいると周りにはこの展望台からの風景写真がいくつか飾ってありました。

30年見ていてもこの海は飽きませんよ」と自信満々に語った白髪の男性の笑顔を忘れることはないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 




 

そんな熱い思いに背中を押され、遂にこの旅の最終目的地「下灘駅」へ向かいます。

 

エンジンをかけると流れてくるのは「カレイドスコープ」この日何度も聞いたはずなのに全く違う曲に聞こえてきます。早くも目頭が熱くなってしまいます。

 

https://twitter.com/kachidoki_cue/status/1430792915790405637?s=21

 

https://twitter.com/hi_95_asobi/status/1430792860886962176?s=21

 

https://twitter.com/elulia_recue/status/1430792794960916486?s=21

 

https://twitter.com/marseille14m2/status/1430792691978182666?s=12

 

 

 

 

この4人で今日ここに来れた事。それを残す為に少しだけ我儘を言いました。しっかり順番にリツイートしてくれた2人のオタク、こだわりを分かってくれてありがとう。





 

カレイドスコープ冒頭の

 

10年後の君は今何を見てるの」

 

になぞらえ、「Colorful/カレイドスコープ発売1周年後の826日に下灘に行って、"1年後の君"になりたい!」と言ったおっさんの我儘に付き合ってたオタク3人にもこの場を借りてもう一度感謝を。


 

今は届かない場所でも、こんなバカをやれるオタクが遠い九州の地に4人も居ること伝わっていれば嬉しいです。





 

という心情の話は一旦置いといて、ここから日没までの約2時間ここ下灘駅に居ました。

 

高そうなカメラを構えた"イカにも"な若い男性、紅の豚「ポルコロッソ」のコスプレをしたライダー、インスタ映えを狙う若い女性、その女性達に声を掛け「写真撮ってあげるよ」なんて言ってた下心丸出しの蛍光色服のおじさん。それらに紛れて日没を待ちながらずっとスマホをいじってるオタク映えスポットとは。

 

こちらも負けじと写真を撮影。

 

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10日までなかったはずの「いらない色」が増えてしまいます。

 

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日没寸前の写真は敢えて撮りませんでした。あれだけは、これを読んでいるあなた自身の目で確かめてください。

 

そこからはあっという間に帰りの船へ。

 

2日連続で同じ部屋に通される。という奇跡を経験した後は船の甲板で乾杯。

 

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オタク達と色々語り合いました。

2030年8月26日1人でも多くのオタク達と「10年後の君」になれると嬉しいです。

 

すっかり酔ってしまったおっさんは、いつの間にか寝落ち。


翌朝、再び5時にけたたましい船内放送の音で起こされ、1人船を後にし仕事へ向かった。