2022年夏
こんばんは、セミの寿命より短い今年の夏を終えたオタクです。
今回は短編集4本立てでお送りいたします。
よろしくお願いします。
サクッと行きましょう。
プロ野球ファンになってから丁度20年目、初めてのオールスターゲーム観戦。昨年末、オタクに買わされた「Central OGATA #79」のユニフォームが正しい使われ方をする時がやってきました。
運良くドーム近くに車を停めた後、最初に飛び込んできたのは北海道のユニフォーム。道行けや道、色とりどりの赤、黄、緑がいつものドーム前を歩いていたのはとても新鮮でした。
いらない色じゃない方のオールスター pic.twitter.com/Tqm0J8nuKR
入場までにしっかり12球団のファンを見つけました。他意はないのですが、1番最後まで見つからなかったのは東北のユニでした。
試合前にはドーム前のショッピングモールの一幸舎で腹ごしらえ。
「ホークスのユニフォームを着ている方は替え玉無料サービスです^_^」
と店員の声。オールスターなんだから全球団サービスしたってや…
そんなところで入場
今回はチケットを取るのが遅かったのもあり、後ろから4列目ということで試合前のホームラン競争の球さえ飛んで来ない後方席だったのですが、球場全体を見渡せる案外悪くも無い席でしたね。
今年、三軍戦を見ても思ったのですが、勝敗の関係無い試合は純粋に楽しめて精神衛生上とても良いものですね。最終回にはサヨナラホームランも飛び出し、良いゲームが見れて良かったです。(小並感)
次回は他球場でのオールスターゲームも完成してみたいですね。
2.7月30日.31日広島.宮島
ことの発端は4月タイバンの後、さっきまで隣に居たオタクが向かいのビルで嬢とツーマンライブ(以下参照)
をおっ始めてる事など知らない青いオタク3人何気なく話していた「今年の誕生日何かやる?」という言葉だった…
7月30日12時過ぎ、福岡からバスに乗ってきたオタクと成田から飛んで来たオタクが広島駅で合流。早速昼食へ向かいました。
向かったのは"お好み焼き へんくつや"。某女性声優のお母様が「1番美味しい!」と仰っていたのが決め手でした。
お昼時ということもあり、店内は満席だったのですが、外で待っている間にはTLでよく見る広島のアイドル2人がゲーセンから出てくるのを目撃するなど非日常を感じます。
広島に着いて早々の乾杯🍻。牡蠣の塩焼きも美味しかったです。
昼食を終えた後は、紙屋町付近を散策。これも、とある女性声優さんにお話会で「紙屋町の辺りは学生の頃よく歩いたから、うーなもここ歩いたんだ〜なって行ってもらえたら…(原文まま)」と聞いていたのが決め手でした。
通りをまっすぐ歩いて行くとアニメイトビルを発見。推しもここに来ていたのかと思うと感じるものがあります。
さらに真っ直ぐ進むと、見えてきたのは原爆ドームと平和記念公園。キモいオタクが自由にキモく在れる平和に感謝して平和を願って来ました。
そうこうしていると、時計の太い針が真っ直ぐ右を指す時間になりました。今回のメインである宮島へと渡る時間です。
事前調査によると、16時10分までのフェリーは大鳥居に接近する鳥居便として運航するらしく、期待は高まっていたのですが…
思ったより近くなかったな…
宮島に到着。
高かった湿度に加え、日光の援護射撃。歩くだけで吹き出す汗が止まらない…という訳でこちらもリサーチ済みのお店へ。
炎天下で飲む酒ホンマに旨いよね。200円で無限におかわりが出来るのも神システムでした。
2杯目、3杯目とだんだん酔いが回り始めた頃には、オタクが放置していたコップに入っていたレモンを狙って現れた鹿とリアルファイト。
鹿がコップを咥え、奪い取ろうとするもオタクが応戦。すっごい力だったらしいです(本人談)。
丁度その時間は干潮で大鳥居の表と裏、両側から写真を撮ることが出来ました。
後から聞いたのですが、現在の修復工事は70年ぶりという事で逆にレアだそうです。
ふらつく足で旅館へ
今回はこちらの旅館へお邪魔しました。公式サイトにもある通り、到着すると観光案内と施設の紹介。「大鳥居のライトアップが23時まで」と教えてももらえたのは本当に助かりました。当初の予定通りだったら、あの動画が撮れないところでしたね。
キッチンをお借りできるという事で、夜食は近くのスーパーで何か買って調理しよう。という訳でしたが、残念ながらそこは島のスーパー。肉、魚などの生鮮食品が無く、選ばれたのは…
お好み焼き粉にキャベツ入れて、肉の代用としてベーコントッピング。生地に混ぜるはずだったチーズを上からふりかけると、お好み焼きなのかピザなのかよく分からない物が完成。味は良かったのでヨシ!
最初は安さと鳥居までの距離だけでここを選んだのですが、自由度が高く、旅館の方もフレンドリーでとても温かい雰囲気でした。ここまでに使った調理器具や多少の調味料は全部タダで使わせて貰えるということで、この宿オススメです。
そして、22時頃。装備を整えたオタク達は闇夜に紛れて再度厳島神社へ。
先程までとは打って変わって、満潮に姿を変えた厳島神社。ライトアップされた大鳥居はライトの光もあり、黄金色に神々しく輝いて居ました。
先客は1組。カップルが良いムードだったのかも知れませんが、全身青いオタク3人の圧を感じたのか直ぐに居なくなりました。
まばらに降り出した雨、また直ぐに人が来るかもしれないというプレッシャーで多少バタつきはしましたが、take3で「宮島からのサプライズ動画」が完成しました。
宮島からのサプライズ動画
緒方佑奈さんお誕生日おめでとうございます🎂#ダイアローグ#緒方佑奈誕生祭2022#緒方佑奈生誕祭2022 pic.twitter.com/XFuLVze6nI
3ヶ月程前から計画していた企画を無事に完遂した充実感の中、宮島の星空の下聴いた「デネブとスピカ」は格別でした。なお、関東オタクの「星がめちゃくちゃ綺麗」という言葉に共感出来たのは、この1週間後。
ライトアップは教えてもらった通り23時に終了。暗闇の中、缶チューハイを片手に撮影場所で1時間程オタクと語り合い、宣言通り2022年7月31日を厳島神社大鳥居前で迎えることが叶いました。
鳥居で私と逢いましょう https://t.co/lUtDSKrPYI pic.twitter.com/vK4JKD9Kx0
ここまでさせてくれた推しとこんなオタクと一緒に馬鹿やってくれたオタクに感謝の思いでいっぱいです。
その後は旅館に帰り爆睡。
翌日は厳島神社の観覧、弥山に登頂し宮島を後にしました。また帰り際に旅館の方から、「皆さん靴が青いんですね!」と言われたのは流石に苦笑いでした。
最後に広島駅で"広島餃子"なるものを食し、「また来週!」と言ってオタクと解散、帰路につきました。
途中で見たオンラインサイン会では何故か自分の尺が長かったり、動画内で開設が発表されたInstagramの初投稿に「逆サプライズ」と書いてあったりと、少し勘違いさせられるような事もあり、とても良い日になりました。この1年、もっともっともっと狂っていきたいですね。
3.8月7日TIF
前日の7月16日「世界はこじつけでできている」に参加出来なかった自分は、山中湖で行われたsparkのライブ配信を見ていました。
そもそも、最初から参加を見送ったイベントだったものの、いざ当日になってみると悔しいものですね。
DIALOGUE+の次の参加イベントは8月7日のTIF。チケット代、航空券代は夏休みシーズンという事もあり5割増し。それでも、こんな思いをするくらいなら、と半ば自棄気味になって参加を決めました。
というのも、最近より強く考えるになったのが「どんなコンテンツもいつかは終わる」ということです。
"永遠みたいな一瞬"というのは大好きな曲の歌詞からの引用なのですが、声優ユニットというものはそもそも限定的な物。数年後にはDIALOGUE+だって終わるのです。その時に「あのライブ行っておけば良かった」なんて思いたくないんですよ。
「フェスは遠征勢と相性が悪い!」なんて言ってた時期が自分にもありました。前置きが長くなりましたが、そんな流れで初のアイドルフェス参加編です。
8月7日は前日まで宅飲みをしていたオタクハウスからスタートします。
4時、起床。準備を整え、駅まで徒歩で向かう。
5時、最寄駅へ。始発電車に乗り、福岡空港へ。
6時40分、搭乗受付を済ませ、搭乗口へ。7時55分でしたが、もうちょい早くても良かったな。
7時25分、間もなく搭乗手続きが始まるとのアナウンス
7時40分、機材の確認の為、搭乗時間が遅れるとのこと
7時53分、「当機は機材の故障により欠航…」そんなアナウンスを掻き消す様に周りから驚きの声があがる。
そもそもお台場着の予定時間が11時30分で割とギリギリだったので、15時10分からのHOT STAGEに間に合わないことが確定した瞬間でした。
なんとか振替で11時35分を確保したものの、空港で待ったあの4時間弱ほど虚無と呼べるものはないですね。全部後からひっくり返されるのですが、「たった15分の為に安いとは言えない額を使って、今から東京へ飛ぶ」という事実は割とショックでした。
さらに追い討ちをかける様に、振替便は荷物の積み込みが遅れ、30分の遅延。ようやく辿り着いた成田空港から14時07分発の電車に乗るも、1駅目成田湯川駅に着く直前、豪雨と落雷に見舞われ、一旦停車。成田湯川駅では停電が発生し、遅れに次ぐ遅れ。
sparkの悔しさを晴らす為に来たはずなのにおかしいねー。弱い奴が悪いのです。前日していれば、夜行バスで来れば、他の便を選んでいれば、選択を間違えたのは自分だ。
やっとの思いでお台場に降りたのは16時。オタクの家を出てから12時間が経過していました。
なり振り構ってる時間はありません。「リストバンド交換はどこですか?」「スカイステージ入り口はどこですか?」と介護され、辿り着いたSKYSTAGEに付くと、そこには見慣れた顔が。
張り詰めた糸が解けた瞬間でした。やっと最高の夏に間に合った瞬間でした。「お疲れ!」「よく来たな!」そんな言葉をかけられて、本当に泣きそうでした。
少しだけゆっくりして、17時頃にはステージへ移動。入れ替わり、立ち替わりする初めてのフェスに戸惑いながらも少しずつ前進。
#最高の夏 pic.twitter.com/b35O7O4A9B
DIALOGUE+の出番まで3時間ほどあった訳ですが、あの日福岡空港で過ごしたあの虚無に比べれば、初めて見るアイドルの初めて聞く曲が何倍も楽しかった。
周りの身内オタクに助けられながら、2組前くらいには前から2列目以内が確定。この時点で、来て良かったと確信して多少泣いていました。
そして、時刻は20時10分SKYSTAGEの大トリにDIALOGUE+が立ちました。
1.透明できれい
すっかり日が落ちた空をバックに歌う7人が本当に"きれい"でした。そして、推しにこんな事を言うのも変な話ですが、「緒方佑奈さんってこんなにきれいだったっけ?」と思いながら見ていました。どこがで見た光景です。(昨年6月のフラフラを参照)
今年の前半は理不尽制度の煽りもあり、全く前方で見れなかったので、久々に彼女の表情を、一挙手一投足を堪能できるポジションに居れて本当に良かった。
7人でこの曲をやるのは6月のタイバンぶりだったと思うのですが、アクシデントだったあの日とは違い、確実なメッセージ性を持って歌われた今回の
「単純に嫌だ」
は感じるところがありました。「#単純に嫌だ」として散々おもちゃにしてる張本人が言うのもおかしな話ですが、あれは冗談だから良いんですよ。本当になってはいけない。
少し話は飛びますが、翌日の「CUE&A」でお便りを読まれたんですよ!(唐突なマウント)
というのは冗談で、メールでは「ステージの上からはどんな景色が見えましたか?」と尋ねたのですが、「本当にペンライトが綺麗だった。最高の景色作っとるのはお前らも一緒やでって思うんよ」と返してもらいました。
だからね、早くまた8人にそんな景色を見せられる日が来る事を願っています。
2.デネブとスピカ
これも「CUE&A」のメールに書いたんですけどね!(再びのマウント)8月7日は旧暦の七夕なんですよ。偶々よく話すオタクが道民だった事から得たこの知識がこんな直ぐ役に立つとは思っていませんでした。
「6月のタイバン、ワンマンぶりの再会が旧暦の七夕なんて、ロマンチックじゃん?」と痛い考えを持っていたのは確かですが、旧暦の七夕にスカイステージでデネブとスピカが浴びれる機会なんてそうそう無いでしょう。これが
「一生に一度しかないパズル」
ってやつですよ。本当にアツかった、気持ちよかった。
野外ステージという事で背景の夜景も、空に瞬く星も…星も……。前述の宮島での一件を思い出し、納得。東京って本当に星が見えないんだな…
ま、自分の目の前では1等星が輝いてましたけどね。(早口)
3.おもいでしりとり
最後には花火を打ち上げるものだとばかり思っていましたががががが…
何度もライブで見たはずなのにやっぱりここでも思ったのが「緒方佑奈さんってこんなにダンス上手かったっけ?」という疑問。いや、勿論上手いのは知ってますよ。それでも、2サビ終わりの振りのキレが凄くてただ、ただ圧倒されていました。進化を続ける推しが想像を超えています。次も本当に楽しみです。
最高でした〜! pic.twitter.com/ApI48j9Nlk
— マルセイユ (@MarseiU14m2) 2022年8月7日
あっという間の15分。終わって感じたのは「来て本当に良かった」という多幸感。終わりよければ全て良しという事で本当に勉強になった1日でした。
ステージが終わると、翌日朝6時30分の飛行機に乗る為、成田空港へ蜻蛉返り。
道中、まさかまさかで同じ便に乗る九州のオタクと遭遇。成田の机で乾杯し、一緒に博多まで帰る。という偶然もあり、良い遠征になりました。
次はpuzzle大阪で会いましょう。
4.8月13日松浦有田
CUE!で夜峰美晴さんを演じる安齋由香里さんが長崎-佐賀を走る松浦鉄道の車内アナウンスを担当するという事で、京都から来たオタクと宮崎から来たオタクの旅に乗っかりに行きました。
また別のオタクハウスでBBQをした翌日、朝から松浦駅へ出発。
朝まで飲んでたオタクが後方座席でグロッキーな中、12時に松浦駅に到着。有田からワンマン電車に乗ってきたツーマンオタクを桃鉄ごっこで迎え打ちます。
到着〜🐟 pic.twitter.com/VMEl2VhuN6
狭い後部座席にオタクを押し込んで、向かったのは安齋さんが訪れていた「いけす割烹 華」さんなのですが…
女性声優と同じアジフライ食えません!! pic.twitter.com/pL7MKa3E3H
— マルセイユ (@MarseiU14m2) 2022年8月13日
まさかアジの水揚げ量全国1位の松浦で、アジが食べられないという驚きの展開。先週の欠航といいツキが無さすぎます。
「お店が違ってもいいから、名物のアジフライを…」ということで、近くの別店に行くも閉店。しょうがないからアジフライ食べれなくても「いけす割烹 華」で良いか…と思って戻ると店内が一杯で待つとの事。
割と時間との戦いでもあったので、に「とりあえず近くでアジフライを食べれる店が無いか」と相談。教えてもらったのが「いけす割烹 栄」でした。
メニューは2種類、アジフライ2枚orアジフライ1枚or刺身の定食が1200円でした。ここはアジフライ2枚を選択。
ま〜、名物と言っても所詮はアジフライ。種族値はたかが知れてる。
なーんて思いながら食べた一口目が美味すぎてたまげた。下味がしっかりしてて、何も付けなくても普通に美味い。卓上に置いてあるかけ放題のタルタルソース、ウスターソースをかけても勿論美味い。
こいつ、ただのゲッコウガかと思ったらサトシゲッコウガだった…そのくらいの衝撃でした。
松浦聖地巡礼するオタクがいるなマストでアジフライ食べて欲しい。おじさんとの約束だぞ。
13時30分頃に昼食を終え、安齋さんの足跡をなぞるように、向かったのは道の駅松浦。時間が足りずほぼ時間を使えなかったのですが、沿岸部からは伊万里湾が出来、良い眺めでした。
14時31分発の電車に乗る為に今福へ。
ホンマに在来線か? pic.twitter.com/KIOcfygojP
雑草生え放題の無人駅、本当に在来線なのかを疑ってしまいます。
夏…ですね。
木のトンネルを抜けて来た電車に乗ると、早速安齋さんのアナウンスが始まります…が、そこそこのボリュームあるエンジン音と重なり、なかなか聞き取れません。空席だらけの列車なのに、天井のスピーカーに耳を傾け、直立不動でアナウンスを聞くオタクはなかなかに滑稽でした。
途中では、エンジン音が小さく声が聞き取りやすい区間もあったのですが、こういう仕事とても良いですね。上り、下りで右手、左手と使い分けもあり、台本もしっかり手が込んでいるように感じました。推しにもこういう仕事ください…
15時25分有田駅着。帰りの今福駅行き電車が16時54分だったので時間は限られていて、有田観光協会、陶山神社、キルンアリタ観光案内所に行くに止まりました。
特に、陶山神社はとても雰囲気の良い神社でしたね。しっかり16円をお賽銭してきました。鳥居で私と会いましょう。
という訳で有田に車を停めていたオタクに別れを告げ、有田駅から今福駅への復路。途中まで貸し切りであったり、何故か帰りの方がアナウンスが聞きやすかったり、気付けばあっという間に今福駅へ。
今回は時間に追われましたが、次回来る機会があれば、もっとゆっくり温泉にでも入りたいですね。
以上です。
楽しかったね